緩やかに憂鬱

日常(病み気味),書評など

無題

やりたくない部屋の片づけをしていたら,2月のときに大学で行われた合同説明会でもらったパンフレットがたくさんでてきた。開催する予定だったのにすべてなくなった予定を眺めていると,呼吸がしんどくなった。長いようで短かったこの5ヵ月のあいだにいろいろなことがあって,何度も傷ついて,夜眠れなくなって,睡眠薬を飲みながら死にたいとおもった。でも死んだのは私じゃなくて,祖父と曾祖母だった。

祖父が死んだときは第一希望の会社の説明会にいった日の夜だった。コロナがもうだいぶ危なくて,毎日うだうだと将来を悲観しているときだった。祖父が死んだショックで他の説明会に行く気力がなくなってコロナが理由で説明会が延期にならないかなって思った(実際なくなった)。祖父が死んだことはいまだに受け入れられなくて,いまだに自分の知らないどこかで優しい介護士さんにお世話をしてもらって,静かに生きているのでないかとおもう。就活で忙しいことを理由に,祖父の死に向き合ってこなかったら次は曾祖母が亡くなった。曾祖母は数年前から施設に入居していた。その施設の人がお葬式にきてくれて,泣いている姿をみて,ああ曾祖母は死んだのだと思った。

本や映画で見ていたけど実感として知らなかったが,人の死というものはじわじわしんどくなるというのは本当のようらしい。