緩やかに憂鬱

日常(病み気味),書評など

7/3

「愛がなんだ」を観に行きたいと思っていたのに課題が忙しいのと,体調を崩して遠出する元気がなくなり,結局観に行かなかったのが最近いちばんの後悔。

したいと思ったことをすぐ行動できれば人生バラ色とってもすてきなのに,と思う。

暑さのせいか,遅れてきた五月病なのか,自堕落なのかなになのかわからないが,さいきんの私は何かをするのにかなり力が要る。

 

映画館に行かなかった代わりに家で映画を見た。

これもまた観たかったが観にいけなかった作品,「勝手にふるえてろ」。

 

勝手にふるえてろ

勝手にふるえてろ

 

 

細かなところがいちいち面白くて,主人公のヨシカに共感の嵐だった。

ニが絶妙に気持ち悪くて,こういう微妙ななんか浮かれててうざくてすべっててきもい男いるいる!と思った。

私も本命には振り向いてもらえないが,自分的には心底興味のない男に好かれるという経験はあるので,イチのなかでヨシカはなんでもない存在だったということを突き付けられたシーンでは我がことのように胸が痛んだ。

ニもいいやつだと思うが,付き合いたくはない。キメ顔をしたり,デートで釣りに連れて行ったりはかわいいとおもったが,リップクリームをぬりぬりしているシーンは本当に気持ち悪い。俳優さんの演技がうますぎるのだと思う。

最後にヨシカはニと付き合うこと(?)になったがこれには少し不満。ヨシカは自分の趣味がはっきりしていて自分の世界がはっきりある人なので,他者とコミュニケーションをとるようになるのはいいことだと思ったけれど,わざわざニと付き合うまでいかなくてもいいんではないか。ニとは友達関係だけでいいじゃんー。

 

最初は一人で見ていたのだが,気付くと母親が隣で見ていて,ヨシカのいわゆるこじらせているシーンでわかるわーうんうんと相槌をうっていた。

母もヨシカタイプの女の子だったのかもしれない。